088175 ランダム
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気の向くままに。

気の向くままに。

1日を迎えられる事






毎日が辛かった。

ただ一人ベットに寝ている。

毎日ドクター?看護士から毎日同じ事を尋ねられる。

「○○さん~」「・・・は・・・い」

「分かりますか?」頷く。

「御名前教えてください~」「○○です」

「年齢は?」『失敬な・・・』「2○才」

「今日は何月何日ですか?」これが毎日答えれない。

分からない・・・全く今日が何月何日何曜日?

それどころか、今は何時なんだ!

一体自分は何時までここに居るのだろう・・・

数時間間隔で3名ものドクターと看護士が来る。

「○時○分。*****の注射します」

「痛~~~い(T_T)!!」

もう嫌だ!!逃げ出したい!!

このままの状態ならいっそうの事殺して欲しい。

頭から出ているチューブを引っ張った。

「あ!!駄目!ここ触らないで!!」

と止められた。

右手に取り付けられている機械。

左が動かないので口で外した。

警報が鳴る。

病棟主治医が来た。

「どうしたの?」「外して・・・」

彼も見舞いに来た。

「どう?調子は?」「外して・・・楽にして!」

「頑張れ!待ってるんだから。元気になったら何処か行こう」

病棟主治医が

「先生達も頑張ったけれど一番頑張ったのは君なんだよ。
私達が頑張っても君が頑張ってくれなかったら助からなかったんだよ。一緒に頑張ろうよ」

先生の1言と彼の涙が心に残りました。

夜中だと思う。

やたら周りが騒がしく目が覚めた。

バタバタと走る音。

「ピッピピッピ・・・・」隣の患者さんに何かあったらしい。

「****!!」「はい!」と先生と看護士の話が聞こえる。

『ジュ~~~ウ ジュルルルル~』何かを吸っている音と

『プシュ~プシュ~プシュ~』人工呼吸器?の音。

『ジュ~~~ウ ジュルルルル~』の音を聞いている限り何やら大量に吸っている。

『どうしたんだろう?』

音が鳴り止んだ。『ん?!』

「何時何分・・・」『え!』

怖いと初めて思った。

両親から後から聞いて驚いた。

毎日見舞いに来る度に端から順に居なく無くなっている事と隣の患者が亡くなられた事。

両親は次は私だと思って耐えられなかった事。

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